▶ Windows 11情報をお求めの方はこちらをクリック

Windows10のVB6ランタイムサポートやらインストール方法やらまとめ

3 min

Windows10でもVB6はサポートされ続けるの・・・?もし動かなくなったら大変。。。

知人

知人

SEパパ

SEパパ

実は、Microsoftサイト(Microsoft Docs)にWindows10のVB6ランタイムサポートに関する声明が掲載されたんだ。

結局VB6ランタイムはサポートされるようです。

「いや本当にサポートされるの!?」

という方のために、今回はWindows10のVB6ランタイムサポートに関するこれまでの経緯をまとめます。

Windows10でVB6ランタイムをサポート

Window10のVB6に関するこれまでの経緯

2012年6月 David Platt氏の予想

David Platt氏がMicrosoftサイト内で次の記事を掲載しております。

I’ll bet you a beer that Microsoft has to extend Visual Basic 6 support through Windows 9 and 10.

出典:Don’t Get Me Started – The Silent Majority: Why Visual Basic 6 Still Thrives

簡単に言うと「Microsoftは、Windows9、10になってもVB6のサポートをしなければならないだろう」ということです。

2012年の時点でこのような記事を掲載するということは、VB6は根強い人気があり、数年後も世の中でもVB6のコードが広く使われ続けている。と予想したのでしょう。

VB6の代替言語としてVisual Basic.NET(VB.NET)がリリースされていますが、VB6 ⇒ VB.NETの言語替えにはそれなりのコストがかかります。

つまり「VB6が動く環境」に対してニーズが強いということですね。

2015年6月 Adam Denning氏 blogで「VB6ランタイム動作する」

Adam Denning氏がMicrosoftのブログで次の記事を掲載しております。

Windows 10 is designed to run Windows 8.1 and Windows Phone 8.1 software programs. And yes, everyone’s favorite VB6 Runtime will continue to work, too.

出典:Getting ready for Windows 10 – SDKs, compatibility, bridges

簡単に言うと「Windows10は、みなさんが好きなVB6ランタイムが引き続き動作するように設計されていますよ」ということです。

職業上いろいろな会社の方と話す機会がありますが、まだVB6を使用し続けているところは多いですね。

やはり単純なVB6 ⇒ VB.NETの言語替えでは、コストばかりがかかって経営効果が見込めませんので、VB6が動き続けるのであれば、そのまま使用し続けたいといったニーズが強かったということでしょう。

2017年8月 VB6サポートに関するMicrosoftの声明

「Windows7,8.1,10」や「Widows Sever 2008,2012,2016」に対して、VB6のサポートに関する声明を発表しました。

簡単に言うと、これらのWindowsバージョンでVB6が継続的に動くようにしていきます。ということで、Windowsバージョン別にVB6ランタイムのサポートや注意事項が記載されています。

Windows10のVB6サポートに関するMicrosoftの声明内容

Microsoftによって機械翻訳された内容ですが、次の記載があります。

VB6 ランタイムは Windows 10 に付属し、その OS の有効期間にわたってサポートされます。

出典:Visual Basic 6.0 のサポートに関する声明 | Microsoft Docs

つまり「Windows10でVB6ランタイムが継続的に実行できるようにサポートし続けていく」ということになるのでしょう。

ただし、VB6 IDE(統合開発環境)は、64bit版のWindowsではサポートされず、今後もサポートされないといった内容が記載されておりますので、注意が必要です。

VB6ランタイムのインストール方法

次のMicrosoftのページでVB6ランタイムのインストーラをダウンロードして、インストールを実行します。

Visual Basic 6.0 Service Pack 6:ランタイム再頒布可能パッケージ (vbrun60sp6.exe)

Windows10のVB6まとめ

今回はWindows10のVB6ランタイムサポートに関するこれまでの経緯とVB6ランタイムのインストール方法などをまとめてみました。

Windows10でVB6ランタイムはサポートされるようですね。

しかし、VB6 IDE(統合開発環境)がサポートされませんし、VB6ランタイムもWindows10以降いつまでサポートされるか定かではありませんので、現存しているVB6アプリは言語替えを進めておいた方が無難かもしれません。

この記事が読者様の参考になりましたら幸いです。

SEパパ

SEパパ

外資系IT企業SE職で2児の父ちゃん!職業柄かリサーチ&問題解決が好き。

幅広いジャンルで「お悩み解決」記事を執筆中。月間最高24万PV。雑誌掲載。

読者様に役立つ情報提供を心がけています。

カテゴリー:

3 件のコメント

  1. VB6 IDE(統合開発環境)は、64bit版のWindowsではサポートされず、今後もサポートされないといった内容が記載されておりますので、注意が必要です。←ここを 削除願います。
    20210702時点では VB6IDEは Windows10 64bitで 完動ですね マウスホイールもIDEや アプリケーションでも 動作します
    少し 工夫が 必要ですが 簡単です。Googleで検索すれば いっぱいありますね。
    VB6は == ソフトウェア品質の評価と追跡を手掛けるTIOBE Software ==で今だ 世界的に 上位にあります。
    悪評高いマイクロソフトも 良心があれば ずっとサポートするか VB6新版を出せば 少しは 評判がよくなるかも

    • Riverさん、コメントありがとうございます!
      私もVB6IDEインストールして使っていますが、
      一応注意は必要ということで記載した次第です^^
      VB6新板良いですね~。Windows 11でどうなることやら…

  2. Window10で VB6 IDE は 動きます。 相変らず .Netより とても早いし 使いやすい。 こっちの改良版
    を 出した方が(マウスのスクロールボタンサポートなど関連), 世界のためにならないかな?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA