異常監視などの目的で、複数台のパソコンやサーバーにPingを一括で送信したいときに、どんな方法を使いますか?
コマンドプロントがお手軽ですが、繰り返しPingコマンドを実行するのはとても面倒です。またbatファイルを作成して実行した場合でも結果が見づらいという欠点がありますよね。
実はとても簡単にこの悩みを解決する方法があります。
今回は、コンピュータ名(またはIPアドレス)の一覧(リスト)を作るだけで、これらのパソコンにPingを一括送信する方法を紹介します!
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Windows10でPingを一括送信する方法①:ツール(exping)を利用
「Exping」というツールを使います。
GUIの操作のみで実行できるため、パソコンに不慣れな方にも、できるだけ効率化したい上級者にもおすすめの方法・やり方です。
次のサイトリンクからExpingをダウンロードできます。>>>「ExPingの詳細情報 : Vector ソフトを探す!」
使い方はとても簡単!
ダウンロードしたフォルダの中にあるexeを実行するだけで起動できます(特にインストール操作は不要です)。
起動すると、対象タブに「#—– Expingへようこそ ——# ~~」などの説明文が表示されますので、この説明文を全部削除した後、ここにPingを一括送信したいパソコンのコンピュータ名またはIPアドレスを次のように並べます。
testPC0002
testPC0003
192.168.1.5
192.168.1.6
192.168.1.7
192.168.1.8
※コンピュータ名を記述する場合は、DNSサーバなどで名前解決できる環境であることが前提です。よくわからない場合はとりあえずやってみて、ダメな場合はIPアドレスを記述しましょう。
あとは、F5を押すとPingの一括送信が実行され、その結果がリアルタイムに〇×で表示されます。とてもわかりやすいですね!
Windows10でPingを一括送信する方法②:バッチを作成
バッチファイル(batファイル)を使っても簡単にPingを一括送信可能ですね。
ただし、Expingよりも結果の確認がしづらいため、Pingを一括送信する対象が多い場合はおすすめできません。この場合はExpingを使いましょう!
batファイルを新規作成して、その中に以下のように記述します。
ping testPC0002
ping testPC0003
ping 192.168.1.5
ping 192.168.1.6
ping 192.168.1.7
ping 192.168.1.8
pause
※コンピュータ名やIPアドレスは実際にPingを一括送信したい対象のものに書き替えてください。
Windows10でPingを一括送信する方法まとめ
今回は、コンピュータ名(またはIPアドレス)の一覧(リスト)を作るだけで、これらのパソコンにPingを一括送信する方法を紹介しました!
対象のパソコン・サーバーが多い場合は、Expingをおすすめしますが、少ない場合はお手軽なbatファイルでも構いません。
この記事が、同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
Windows10でこれだけは知っておきたい便利情報