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Windows10が重い原因|遅いを解消・改善する13の対策

5 min
Windows10 PCが重い原因|順番に試したい13の改善手順・対処法

  • 画面が真っ暗、なかなか起動しない
  • マウスカーソルがくるくる回って重い
  • Excelがなかなか開かない

今回はPC初心者の方向けに、重い遅い原因と対処法を紹介します。

SEパパ

SEパパ

SE歴10年以上、数々のPCトラブルを解決してきた私と一緒に原因と対策を詳しくみていきましょう。

原因①:ハードウェアが故障している

ハードウェア(メモリやHDD)障害が原因の場合は、PCを修理するしかありません。

なので、まずはPCが重く・遅くなっている原因がハードウェアなのかソフトウェアなのかを切り分ける必要があります。

ということでまず下の記事を参考にハードウェア診断してみましょう。

>>> Windows10パソコンが起動しない!ハードウェア診断を実行する方法 |PCメーカ別に紹介

原因②:ハードウェアの性能・スペックが低い

どこまでPCを速く軽くできるかはハードウェアのスペックに依存します。

実は、2020年現在のPCは一昔前と比べて格段にスペックが高いため、PCが重い・遅い原因になりにくい傾向にあります。特にHDDはSSDに比べて圧倒的に遅いため要注意です。

スペックが心配の方は、下の記事を参考にスペックをチェックしましょう。

>>> Windows10 PCが重い/遅いのはスペックが原因?対処法【2020】

原因③:ソフトウェアがリソースを圧迫している

タスクマネージャ – リソース使用率確認画面

ソフトウェアとは、Windows10(OS)・ドライバ・アプリなどを指します。

Windows10は、何かのプログラムが「CPU、HDD/SSDやメモリなどのリソース」を占有しているときに重い状態になります。

この画像のように、メモリやディスク(HDD/SSD)の使用率が100%近くなると、ほかのプログラムがこれらのリソースを使えなくなります。

確かにWindowsアップデートを長い間していないときやパソコンを何日も起動しっぱなしにしておくと重くなるね。

つま

つま

SEパパ

SEパパ

その通り、Windowsアップデートの失敗やその他いろいろなケースで重くなるんだ。以下を順番に実施してみよう!

対策①:PCを完全に再起動する

PCを完全に再起動する方法

Windows10は通常の再起動では完全に再起動していません。次回高速に起動するために一部のデータを保持したままにしています。

これがWindowsの挙動を不安定にしている可能性がありますので、まずはPCを完全シャットダウン→再起動します。

>>> Windows10搭載パソコンを完全シャットダウン・再起動する方法

対策②:Windowsアップデートを適用して最新にする

Windowsシステムファイルやドライバの最新バージョンがないかを確認して、最新の状態に更新します。

経験上、知人からWindows10が重い!遅い!と相談を受けたときは、更新プログラムのインストールでほぼ改善しています。

>>> Windows10が重い|対処手順「Windows Update更新プログラムの適用」

ここがポイント

Windows Updateを長い間適用していないPCは、この対処法で重い・遅いが改善することが多い

対策③:アップデート後の重いはシステムを修復する

システムファイルを修復する

システムファイルの破損等によるWindowsの不安定化は、Windows10が重い・遅い状態になる要因の一つです。Windowsシステムファイルを修復することで、重い・遅い状態を解消します。

>>> Windows10が重い|対処手順「システムファイル修復」

システムを復元する

システムの復元とは「レジストリやシステムファイル等のシステムの変更」を元に戻すことです。つまり、復元ポイントより後にインストールしたソフトウェア(アプリ)や更新プログラムを削除します。

例えば、新しいソフトウェアをインストールした後に、Windows10の動作が遅くなった!など、重くなる前後の変化点が明確な場合に有効な手段です。

>>> Windows10が重い|対処手順「システムの復元」

対策④:メモリを増やす

ページングファイルを使って仮想的にメモリを増やす

ページングファイルとは、ハードディスク(HDD)やSSDの領域を仮想メモリとして利用する機能です。

このページングファイルを有効にすることで、メモリとして使える領域が増えますので、Windows10が重い状態を解消することができます。

>>> Windows10が重い|対処手順「ページングファイルでメモリを増やす」

メモリを増設して物理的に増やす

Windows10を初期化したのに、まだ重いという場合は、多くのプログラムを動かしすぎて、メモリの使用量が不足している可能性があります。

「メモリ利用可能(空き)領域」をチェックして不足している場合は、物理的にメモリを増設するなどして、この領域を増やすことで重い・遅い状態を解消します。

>>> Windows10が重い|対処手順「メモリ空き領域を増やす」

対策⑤:不要なアプリを無効化する

Windows起動時に多くのプログラムが動作すると、起動が重くなる可能性があります。

不要なスタートアッププログラムを無効化することで重い・遅い状態を解消します。

>>> Windows10が重い|対処手順「不要なスタートアッププログラム無効化」

対策⑥:普段使うアプリの動作を改善する

次に、Windows10が重くなっている原因が、普段使っているアプリやプログラムにないかを確認します。

>>> Windows10が重い|対処手順「アプリの動作改善トラブルシューティング」

対策⑦:ウイルスやマルウェアを削除する

ウイルスやマルウェアへの感染は、Windows10が重い・遅い状態になる要因の一つです。

突然何らかのプログラムが勝手に起動するなど、明らかに異常な状態であれば、ウイルスやマルウェアに感染している可能性があります。

この場合は、ウイルスやマルウェアを検出し削除することで、重い・遅い状態を解消します。

>>> Windows10が重い|対処手順「ウイルスやマルウェアの削除」

対策⑧:電源プランを高パフォーマンスに設定する

「コントロールパネル」→「電源オプション」を開いて、高パフォーマンスに設定します。

省電力モードやバランスモードと比較すると、電力消費量が増えますが、その分ハードウェアの性能をフル活用しますのでパフォーマンスが向上します。

対策⑨:デザインとパフォーマンスの設定を変更する

ウィンドウの枠を透かしたり、影をつけたりして視覚効果を高めると、リソースを多く使用するため、これが影響してWindows10が重くなってしまう可能性があります。

これらの設定を見直すことで、重い・遅い状態を解消します。

>>> Windows10が重い|対処手順「デザインとパフォーマンス設定の見直し」

対策⑩:OneDriveとの同期設定を停止に変更する

OneDriveを使用していない場合は、次項に進みます。「エクスプローラー」⇒「OneDrive」でOneDriveのファイルとフォルダーをすべて同期のチェックボックスを外します。

対策⑪:ディスク(HDD/SSD)空き容量を増やす

ディスク(HDD/SSD)の使用量は、Windows10が重い・遅い状態になる要因の一つです。

「ディスク(HDD/SSD)の空き容量」をチェックして、空き容量が不足している場合は、空き領域を増やすことで重い・遅い状態を解消します。

>>> Windows10が重い|対処手順「ディスク(HDD/SSD)空き容量を増やす」

対策⑫:パソコンを初期化する

Windows10の初期化であり、①~⑪で解決しなかった場合にのみ検討すべき手段です。

これを実行するとパソコンを買ったときの状態に戻りますので、動作が遅い!重い!といった状況は解消されます。

この初期化は、インストールしたアプリやドライバが消えてしまいますのであくまでも最終手段です。

>>> Windows10が重い|対処手順「パソコンの初期化」

対策⑬:HDDをSSDに換装する

SSDはHDDと比較して少し価格が高い、不慣れな方にとって換装は少し難しい。この2点からこの対策は最後に紹介しております。

ただしその効果は抜群で、HDDをSSDにするだけで、圧倒的な軽さを体感できます。

具体的に、PCの起動が何秒速くなるかなど、詳しく下の記事にまとめました。

>>> Windows10 PCが重い/遅いのはスペックが原因?対処法【2020】

重い遅いが解消・改善できないときは?

冒頭で少し紹介しましたが、この記事で紹介した手順をすべて実施したのに、重い・遅いが改善しない場合は、ハードウェアに問題があります。

ハードウェアが壊れている

HDD/SSD・電源・ファンなどのハードウェア障害が原因で遅い・重い状態になっている場合は、この記事で紹介したソフトウェア動作改善方法では軽くすることができません。

この記事内の対策をすべて実施したのに、まだWindows10が重い!遅い!という場合は、ハードウェア障害の可能性大です。パソコンを修理に出すか、買い替える必要があります。

>>> Windows10パソコンが起動しない!ハードウェア診断を実行する方法 |PCメーカ別に紹介

ハードウェアのスペックが低すぎる

ハードウェア障害ではない場合は、パフォーマンスを改善することができますが、どこまで軽く(高速化)できるかは当然パソコンのスペックに依存します。

もちろん、高速で処理可能なハードウェアを搭載したスペックの良いパソコンの方がサクサク動作しますよね。例えばメモリ4→8GB、HDD→SSDに換えるだけで、圧倒的に体感速度が向上します。

これを機にパソコンを買い替えるという方向けに、激安3~4万円台から快適スペック7~10万円の範囲で3つのPCを厳選しました。

Windows10が重い・遅いときの改善まとめ

今回は、Windows10の動作が遅い!重い!ときの3つの原因と、軽くするための13の改善・対処法を紹介しました。

この記事の通りに実施すれば、ハードウェア(HDD/SSD、CPU、ファン、電源等)障害や低スペックが原因で重くなっている場合を除き、Windows10が重い状態を軽くできます。

ハードウェア診断で問題なし、スペックも悪くない。という場合は、ソフトウェアが原因で重く・遅くなっている可能性が高いので、ぜひ上から順番に試してみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

SEパパ

SEパパ

外資系IT企業SE職で2児の父ちゃん!職業柄かリサーチ&問題解決が好き。

幅広いジャンルで「お悩み解決」記事を執筆中。月間最高24万PV。雑誌掲載。

読者様に役立つ情報提供を心がけています。

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2 件のコメント

    • 新井さん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      お役に立てたようで何よりです^^

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