Windows10搭載パソコンが起動しない場合、まず実施すべきは、ハードウェア(電源・ファン・メモリ・HDDなど)診断です。
少しググってみると、Windows10搭載パソコンが起動しないときの対処法として「システム復元」や「パソコンを初期状態に戻す」がヒットしますが、これらの対処法が有効なのは、ハードウェアに障害が発生していない場合のみです。
ハードウェアが異常な状態では、その上で動作するソフトウェアをいくら修復しても、パソコンが再び起動することはありません。
つまり、パソコンが起動しないとき、まずハードウェア診断を実施する必要があります。
ということで、ハードウェア診断のやり方をパソコンメーカ別に紹介します。
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Lenovoパソコンのハードウェア診断方法
電源ボタンを押した後に、F10連打でハードウェア診断「Lenovo Diagnostics」を起動します。
操作方法>>>「パソコンの診断方法(Windowsが起動しない場合) – Lenovo Support」
富士通パソコンのハードウェア診断方法
次のどちらかの方法でハードウェア診断の起動メニューを表示します。
- 電源ボタンを押した後に、F12キーを連打する
- サポート(Support)ボタン押下で電源を入れる
起動メニューの中から診断プログラム(Diagnostic Program)を選んでエンターキーを押し、ハードウェア診断を起動します。
操作方法>>>「診断プログラムを実行する方法を教えてください。(2015年9月・10月・12月発表モデル以降)」
HPパソコンのハードウェア診断方法
電源ボタンを押した後に、ESCキーを連打して画面が切り替わったら、F2キーを押してハードウェア診断を起動します。
操作方法>>>「HP PC Hardware Diagnostics | 日本HP」 ※リンク先ページ中部にある「Windowsが起動しない〜」を参照
DELLパソコンのハードウェア診断方法
電源ボタンを押した後、F12キーを連打してハードウェア診断を起動します。
操作方法>>>「パソコンの診断ツールで問題を特定する – Dell Community」 ※リンク先の「PC内蔵のハードウェア診断(ePSA/PSA)について」を参照
パナソニックパソコンのハードウェア診断方法
ハードウェア診断「PC-Diagnosticユーティリティ」を使います。機種によって起動方法がバラバラですので、詳細は次を参照してください。
詳細>>>「PC-Diagnosticユーティリティ起動手順 | パナソニック パソコンサポート」
パソコンのハードウェア診断結果がNGの場合
保証期間内であれば、無料でハードウェアを修理できます。
まずはパソコンを購入した店舗に問い合わせましょう。
パソコンのハードウェア診断結果がOKの場合
ハードウェア診断で異常が診られない場合、ソフトウェアに問題があります。
この場合はWindows10を「システムの復元」や「パソコンを初期状態に戻す」ことで修復します。
Windows10が起動しないため、外部メディア(USBメモリ回復ドライブ、システム修復ディスクまたはWindows10インストールディスク)でパソコンを起動する必要があります。
パソコンが起動しない対処ハードウェア診断まとめ
Windows10搭載パソコンが起動しない場合は、最初に起動しない原因がハードウェアにあるかどうかを切り分ける必要があります。
この記事で、パソコンメーカ別にハードウェア診断機能の実行方法を紹介しておりますので、お使いのパソコンにあった方法を実行してみてくださいね。
ハードウェア診断の結果、異常がなければ、ソフトウェアの問題ということになります。
別記事にパソコンが起動しない場合の対処法をまとめましたので、こちらも参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。