ある日、突然パソコンがフリーズ!!
なんてことも珍しくはありません。
そこで今回は、何が原因でフリーズするのか?原因の特定方法と対処法は?について紹介します。
関連記事 Windows10が固まるフリーズ!安全に再起動する4つの方法
クリックできる目次
Windows10の主なフリーズ原因は4つ
Windows10が正常に起動した後にフリーズする場合は、「周辺機器」か「何らかのソフトウェア(アプリケーションやドライバ、サービス)」が原因になっている可能性が高いです。
主なフリーズの原因は次の4つです。
- 周辺機器の故障
- パソコンPC内部部品故障
- システムファイル破損
- その他システム以外のドライバ、サービス、アプリケーションの影響
1つ目:周辺機器が故障すると、故障した機器を制御するドライバが不安定な動作をしてWindows10の動作に影響を与えることがあります。
2つ目:パソコンPC内部部品(例えばHDDなどの消耗品)が故障すると、当然Windowsの動作に支障がでます。
3つ目:Windows Update(更新プログラム適用)に失敗するなどしてシステムファイルが破損すると、Windows10の動作が不安定になることがあります。
4つ目:パソコン購入後にインストールしたアプリケーションやドライバが、Windows10の動作に影響し、フリーズの原因になることがあります。
これらが原因となってWindows10がフリーズします。
ということで、まず最初にすべきことはフリーズの原因となっているものは何か!?を特定することです。
次の手順で原因を特定していきます。
Windows10のフリーズ原因特定と4つの対処法
周辺機器の故障?
まず現在接続している周辺機器を取り外して、フリーズが発生するかを確認します。
周辺機器とは、例えば…
- 拡張ディスプレイ
- USB Type-C変換器
- USBメモリ・SDカード
- マウス・キーボード
などですね。
周辺機器を取り外してフリーズが発生しなくなった場合は、取り外した機器が原因だったということになります。
原因の周辺機器が明らかに故障ではない場合は、最新ドライバをインストールした後、再び取り外した機器を接続して、フリーズが発生するかを確認します。
ドライバを最新にしてもフリーズが発生する場合は、周辺機器を買い替える必要があります。
パソコンPC内部部品の故障?
パソコンPC内部部品(ハードウェア)に障害が発生しているかどうかは、パソコンに搭載されている自己診断機能を利用します。
パソコンメーカー別に自己診断機能の起動方法や操作方法が異なります。
> Windows10パソコンが起動しない!ハードウェア診断を実行する方法 |PCメーカ別に紹介
ハードウェアに障害が発生している場合は、基本的に障害が発生している部品を交換する必要があります。
システムファイル破損?
セーフモードで起動してフリーズが発生するかを確認します。
セーフモードとは、Windows10を起動して動作させるために必要最低限のドライバのみが読み込まれるモードです。
例えば、グラフィックドライバの場合、メーカから提供される専用ドライバではなく、Windows10に標準搭載されているドライバが読み込まれます。
※解像度が低くなり、画面の文字やアイコンサイズが大きくなります。
Windows10が動作するために必要最低限のドライバしか動作しないモードをセーフモードと呼びます。
つまり、このセーフモードでフリーズしない場合は、セーフモードでは動かないドライバやアプリケーション・サービスが原因だと切り分けることができるのです。
Windows10をセーフモードで起動する方法はこちら↓
セーフモードではフリーズしない!という場合は、次項の「その他のソフトが影響?」に移動します。
セーフモードでもフリーズする!という場合は、Windows10のシステムファイルが破損している可能性があります。この場合はシステムファイル修復を実施します。
システムファイル修復方法はこちら↓
これでダメな場合は、「システムの復元」や「パソコンの初期化」を実施することになります。
関連記事 Windows10が重い!ときの対策手順⑤「システムの復元」
関連記事 Windows10が重い!ときの対策手順⑪「パソコンの初期化」
その他のソフトが影響?
システムファイル以外のソフトウェア(アプリケーション・ドライバ・サービス)が影響で、フリーズしているかを確認します。
周辺機器でもない、セーフモードでもフリーズしない場合は、セーフモードでは動作しないソフトウェア(ドライバやアプリケーション・サービス)が原因です。
Windows10起動時のスタートアッププログラムに登録されているソフトウェアを停止することでフリーズを解消します。
原因となっているソフトウェアを特定できれば、フリーズを解消することができます。
このためには、フリーズの原因になっていそうなソフトウェアを一時的に停止してWindows10を起動していきます。
例えば、スタートアッププログラムに登録されている「iTunesHelper」を無効にします。

もしこれでフリーズが発生しなくなった場合は、「iTunesHelper」が原因だったということになります。フリーズが発生しなくなるまでスタートアッププログラムをとめていきます。
Windows10起動時に立ち上がるソフトウェア(スタートアッププログラム)を無効にする方法はこちら↓
これでもフリーズが解決しない場合は、クリーンブートでさらに細かくソフトウェアを停止する必要があります。
参考 Windows でクリーン ブートを実行する方法 – Microsoft Support
または、「システムの復元」や「パソコンの初期化」をすることになります。
関連記事 Windows10が重い!ときの対策手順⑤「システムの復元」
関連記事 Windows10が重い!ときの対策手順⑪「パソコンの初期化」
こちらの方が手っ取り早くて確実ですが、一部データが消える可能性がありますので注意が必要です。
Windows10のフリーズ原因と対策まとめ
今回はWindows10起動後にフリーズが発生するときの原因と対処法・解決策をご紹介しました!
まず、次のどれが原因なのかを切り分けます。
- 周辺機器の故障
- パソコンPC内部部品故障
- システムファイル破損
- その他システム以外のドライバ、サービス、アプリケーションの影響
原因の特定と解決方法は次の通りですね。
- 周辺機器を外すと発生しない ⇒ ドライバを最新に・機器交換
- ハードウェア自己診断で障害検知 ⇒ 部品交換
- セーフモードでも発生する場合 ⇒ システム修復
- セーフモードでは発生しない場合 ⇒ スタートアッププログラム停止
ということでした。
Windows10搭載パソコンのフリーズまとめはこちら↓
1 件のコメント
大変ありがたい記事でした。日頃の悩みを検索すれば答えが出てくれることは本当にありがたいことです。勿論トラブルには多くの原因があり、どれが自分に当てはまるのかは、非常に微妙です。
それを判定できるまでには、まだまだ多くの試練があるとは思います。
パソコンは易しいなどと誰が言ったのでしょうか。元コンピュータメーカーSEの私も今はロートル、OSが変われば、素人も同然です。今後とも頼りにさせていただきます。