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胃カメラは鼻から?口から?メリットとデメリットを徹底解説

3 min

30歳の節目で初めて受けた人間ドック。

胃カメラは問答無用で”口から”挿入されて、涙とヨダレが垂れ流れていることすら気が付かないレベルの苦しみを体に刻み込みました。

ええもうこれはね、経験したことない人しかわかりません。

 

今回は胃カメラを受けるなら鼻から?口から?それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

 

胃カメラを受けた方々のエピソード

知人のアドバイス

実は検査を受ける数日前・・・

えいじまん
胃カメラ先輩!今度胃カメラすることになりました!
胃カメラ先輩
安定剤を使った方がいいよ!絶対きついから!

 

アドバイスを頂きました!しかし私は、

えいじまん
みんな大げさなんだから、安定剤なしでも余裕!

なんて根拠薄弱な自信をもって安易に考えていたのです。

 

病院の待合室でみた光景

そして検査当日・・・

人間ドック受付の列に並んでいるときに、隣から「安定剤してもきついのよね~」

 

「え?安定剤してもきついの!?」

 

少し不安に・・・「でもまぁ大丈夫だろう」とこのときは考えていたのです。

そして待合室に案内されて順番を待っていると、前の順番の方が胃カメラを終えて戻ってこられました。よくみると、

泣いてます・・・泣いてる!?

 

正直心拍数があがりました。今でも覚えています。心拍数があがりきったその時、ついに名前を呼ばれたのです。

 

胃カメラを麻酔なしで口から入れた結果

看護師さん「安定剤しなくてよろしいですね?」

えいじまん
は、はい…

・・・そして死にかけました(泣)

 

胃カメラは鼻か口か選択できる!?

この悲劇を乗り越えた翌年、人間ドックでみつかった良性ポリープの経過観察(必要ないと言われたが念のためのセカンドオピニオン)のため、個人病院で胃カメラを受けることにしました。そして、なぜかこのときは鼻か口か選択できたのです。

・なぜ個人病院では鼻か口か選択できたのか?
・なぜ人間ドックでは口しか選択肢がなかったのか?
・それぞれのメリットとデメリットは?
・どちらを選べばよいのか?

この疑問、先生にぶつけてみました。

 

胃カメラの鼻と口の違いを先生に質問

口の特徴

先生曰く、鼻より口の方がカメラの通り道が広く、カメラサイズが大きいため、喉を通過するときの苦しさや腹満感は大きいが、より精密な検査が可能で、異常所見箇所の精密検査(病理顕微鏡検査)に必要な組織を採取する機能や大きな病巣(悪性腫瘍など)を切除することができる。

鼻の特徴

一方、鼻はカメラサイズが小さい分、負担は軽減されるが、大きな病巣を切除することはできない。また、鼻の通りが狭い場合や抗凝固薬や抗血小板薬などを服用している(鼻出血が起きた場合に血が止まりにくい)場合は検査できない。ということでした。※近年、画像精度は大して変わらない(昔は口の方がよかった)

 

胃カメラを初めて受ける方や、私のように良性ポリープの経過観察(セカンドオピニオン)などの理由で、精密検査が必要ない可能性が高い場合には、鼻からで良いということ。

ということで、今回は鼻を選択。

 

胃カメラの鼻と口を体験してわかった鼻のデメリット

鼻は事前準備が大変・・・

① 麻酔液を鼻から流す
② 鼻の通りをよくする薬を流す
③ ゼリー状の麻酔をゆっくり鼻に流す
④ のどに麻酔液をスプレーする

このとき、鼻の通りもチェックされます。この段階で検査できないと判断されることもあるそうです。これに対して口の事前準備は④だけなので、口の方が楽ですね。

で、気になる苦しさはどうだったのか?

口の苦しみを10とすると、鼻の苦しさは3程度 ※個人的な感想

 

喉の奥(下図赤枠)を通過するときに”おえおえ”なるのですが、鼻の方が、カメラが小さい分、すんなり入りますので、負担が少ないようです。

 

人間ドックの胃カメラでは口しか選べなかった理由

実際に、鼻と口を体験してみて、人間ドックで口しか選択でできなかった3つの理由がみえてきた。

・口は、事前準備がほとんどいらない
・鼻は、鼻の通りが狭い場合や抗凝固薬などを服用中の場合に検査できない
・口は、大きな病巣(悪性腫瘍など)の切除ができる

つまり、口の方が、検査効率が良く、精密な検査も可能。

私が受診した病院は大きな病院で、人間ドックを一日に受ける人数が多いためか、事前準備に時間かけたり、鼻通りのチェックをしたり、大きな病巣の切除が必要なさそうか問診したり、といった手間をかけてられないのでしょう。

 

胃カメラの鼻と口のメリット・デメリットまとめ

胃カメラを受けるにあたって、鼻と口どちらが良いのか、判断するポイントを下表にまとめてみました。

項目
負担(苦しみ) 3(口の3割程度) 10
精密検査
組織採取 できる できる
大きな病巣切除 できない できる
事前準備 鼻とのどの麻酔で時間がかかる のど麻酔だけ
制限 以下の場合、検査できない
・鼻の通りが狭い
・抗凝固薬や抗血小板薬などを服用中
なし

※費用はどちらも4,000円程度でした。

これをみると、患者の負担以外は、口からが優れていることがわかります。

 

で結局どうすべきか?

・健康維持向上を第一に考えるなら、口にすべき
・不安!耐えられない!って方は、鼻でも問題ないか医師にご相談を

鼻は口と比較すると、事前準備に時間がかかったり、制限が多かったりと、検査効率が悪く、また大きな病巣切除ができないなどの制限があるため、特別な理由でもない限り、胃カメラは口からを薦められるでしょう。

ということで、鼻からでも問題がないかご自身の状態を確認した上で、鼻からにしたいと医者に伝えるとよいかと思います。

 

おわりに

会社の先輩が初めて胃カメラを受けると言うので、安定剤なしの口からをオススメしました。「なかなかできない体験ができますよ!」って感じで。

すると、後日、「麻酔なしで胃カメラ(口から)してきた!死にかけた!」と興奮気味に言われました。苦しすぎてネタになるのか、周りの人にも楽しそうにお話していました。

ちなみに私が今後、胃カメラを受けるときは、安定剤を打って口からにします。(笑)

 

以上、この記事がこれから胃カメラを受ける方々の参考になれば幸いです。

SEパパ

SEパパ

外資系IT企業SE職で2児の父ちゃん!職業柄かリサーチ&問題解決が好き。

幅広いジャンルで「お悩み解決」記事を執筆中。月間最高24万PV。雑誌掲載。

読者様に役立つ情報提供を心がけています。

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