パソコンを買い替えたいんだけど、どうやって選べばいいかさっぱり。お得に買うためにはどうしたらいいの?
知人
SEパパ
実はパソコンの選び方・スペック表の見方はとっても簡単だよ!
「パソコンを買い替えよう!」と思ったとき、どうやって買い替えるパソコンを選びますか??
家電量販店の店頭に並んでいるパソコンや、ネット通販でパソコンを検索したときには、きっと次のような情報をもとに、購入するパソコンを選びますよね。
きっと家電量販店に行くと、こう言われます。
「CPUは最新のCore i7がいいですよ!さくさく動きますよ!圧倒的におすすめです!」みたいなことを。そして皆さんスペックの高いパソコンをもてあますことに・・・。
Core i3とi7では、通常の事務作業(文書作成やインターネット閲覧)において、具体的にどの程度の差がありますか?具体的に教えてくれ!と深堀していくと正確に応えきる定員はあまりいません。
ということで、今回はパソコン購入時のスペック表の見方・選び方を紹介します。
SEパパ
SEとして、数百台のパソコンを導入してきた筆者が、パソコンの選び方・スペック表の見方を紹介します!
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パソコンスペック(仕様)とは?
冒頭で書いた通り、スペックとは次のような項目で構成されます。
それでは、どのようなポイントで購入するパソコンを選べばよいのか?スペックの各項目をわかりやすく紹介していきますね!
パソコンスペック見方・選び方①:OS
OSは、Windows7とかWindows8とかWindows10とかですが、2021年現在、通常Windows10 64bitしか手に入りません。
選ぶとすれば、Windows10 HomeかWindows10 Proかになります。
家庭用で使うのであればWindows10 Home、ビジネス(会社)で使うのであればWindows10 Proを選択します。
パソコンスペック見方・選び方②:CPU
事務用途であれば、Celeron~Core i3で十分
少し余裕を持ったスペックにしたい!という場合は、Core i5にしておけば十分です。※特殊な用途(高解像度の描画処理、膨大な演算処理)でない限り、Core i7やi9は不要です。体感ではほぼ感じられない程度の差しかありません。
CPUの性能が良ければ速いというわけではない
パソコンの処理速度は主にCPU性能、メモリ容量、ストレージ性能に依存しています。つまり、高くて性能の良いCPUであればとにかく速い!ということではないのです。
パソコンスペック見方・選び方③:メモリ容量
CPUよりもメモリの方が重要です。Windows10 64bitであれば、最低4GB、できれば8GBにしておきましょう。
そもそもメモリとは何か?というと、パソコン内の作業スペースのようなものです。多くの処理をしようとしても、作業スペースがせまいとなかなか処理が進みませんよね。パソコンの処理がもたついて、遅い!重い!といった状態に陥ってしまいます。
なのでパソコンでどのような作業をするのか?から必要な作業スペースを想定する必要があります。目安として、事務用途程度でも、8GBにしておいた方が安心です。
パソコンスペック見方・選び方④:ディスプレイ
用途に合わせてサイズを選ぼう
画面が大きいノートパソコンは重く、小さいものは軽くなります。つまり、自宅やデスクでの作業がほとんどで、持ち運びをしない場合は重くても問題ないため、作業性の良い大きいサイズを選びましょう。
高解像度のほうが作業性が良い
解像度はFHD(フルHD 1,920×1,080)以上のものを選びましょう!※解像度とは1画面に表示可能な情報量
例えば、解像度が低いとアイコンが大きくなり、高いとアイコンが小さくなります。つまり、解像度が高い方が1画面に表示できるアイコンの数が多くなります。
その他、Excelで横長い表が1画面におさまらない!なんて経験はありませんか?解像度が高ければ、1画面におさまるかもしれません。つまり、出先での作業用に適したコンパクトなノートパソコンでも、多くの情報を1画面で表示できますので、作業が捗ります。
パソコンスペック見方・選び方⑤:ストレージ
ストレージ(ディスク)とは不揮発性記憶媒体のことです。
各種ファイルなどを保存しておくHDDやSSDのことですね。SSDの方が高速ですが、HDDよりも高価です。2021年現在はHDDよりもSSDのほうが一般的で人気があります。
パソコンの速度を求めるのであれば、断然SSDにすべきです。メモリ容量と同等以上に重要なポイントです。HDDからSSDに換装するだけで、体感速度が格段に向上するくらいの違いがあります。
主にWindows10の起動時間やWord・Excel・PowerPointやテキストなどのファイルを開く処理が速くなります。
コスパ(投資対効果)を考えると、SSD256~512GB程度を選択し、これで足りない場合は外付けHDDを使うといいでしょう。
パソコンスペック見方・選び方⑥:無線LAN有無
ノートパソコンの種類によっては、無線LANが使えないものがあります。
これは要注意ですね!
おそらくほとんどのご家庭や会社でノートパソコンを使う場合、無線LANを使います。
無線LAN機能がないとお話しになりません。
パソコンスペック見方・選び方⑦:ポート種類・数
最近のノートパソコンは薄型が主流です。
一昔前は当たり前についていた、VBA端子やRS232C端子なんてほぼついていません。ディスプレイであればHDMIが主流で、USBもType-Cと呼ばれる小さな口しか付いていないものもあります。
ご自身の使いたい外部デバイスを接続するためのポートがあるのか?を確認しておく必要があります。
最悪パソコンを購入した後にこの口がない!となった場合でも、次のようなものを使えば接続できますのでご安心くださいね。
※例)HDMI→VBA変換
パソコンスペック見方・選び方⑧:サイズ・重さ
パソコンの持ち運びが多い場合は、1kg前後がおすすめです。
ただし、軽ければ軽いほど、画面が小さい、ポートが少ないなどの制限が付きます。ではちょうどよい重さは?というと、1.0〜1.5kgくらいのノートパソコンが人気ですね!
パソコンスペック見方・選び方⑨:Office有無
Officeを搭載しているかどうかで、1~2万円程度も価格に差が出てしまいます。
Office365を利用している場合、Officeは不要です。その他、Officeが不要なケースがありますので、パソコン購入時は注意が必要です。
次の3つの条件に当てはまる方は、Office搭載パソコンを買いましょう!
パソコンスペック見方・選び方まとめ
各項目のポイントをまとめます。
項目 | 見方のポイント | 選び方の目安 |
---|---|---|
OS | 2018年以降はWindows10一択 | 家庭用:Home ビジネス用:Pro |
CPU | 特殊用途以外は高スペック不要 | 事務用途であれば Core i3, Core i5 |
メモリ | 体感速度影響度はCPUより重要 | 4~8GB |
ディスプレイ | 高解像度→1画面情報良が多 | 画面が小さい場合 高解像度がおすすめ |
ストレージ | HDD→SSDだけで圧倒的な違い | SSD256~512GB |
無線LAN | 無い場合があるので要注意! | 有 |
ポート | 薄型主流でポートの種別と数が減少傾向 | 必要なポートがあるか確認、変換アダプタで対応も可 |
本体サイズ重さ | 持ち運びが多いかで判断 | 1.0~1.5kg程度がおすすめ |
Office有無 | Offce365利用中の場合は不要 | Word,Excelが必要な場合は有 |
家電量販店は高スペックで特定メーカーのパソコンしかおいていないため、ネット通販での購入がおすすめです。
どちらで購入する場合でも、オーバースペックにならないように注意が必要です。
購入するパソコンのスペックをよくみて、ベストなパソコンを選んでくださいね!
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