今回は車の保険を使うかどうか、自己負担すべきなのか?について、具体例を使ってご紹介します!
「自損事故」や「当て逃げ」で、車体に軽くキズがついた程度だった場合を考えてみてください。
修理費用が少額のため、自腹を切って自己負担にすべきか?それとも車両保険を使うか?
どう判断すべきか、迷ったことはありませんか?
「よく10万円かかるかどうかがポイント!」といった内容の話をよく聞きますが、このような単純な判断では損をしてしまうかもしれません。
ご自身が加入している保険内容に照らし合わせて判断する必要があります。
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車両保険を使うかどうかの判断ポイント
以下2点がポイントになります。
- 車両修理費用の総額
- 車両保険使用で増額する保険料の総額
この2つを比較して、車両修理費用が安ければ自己負担、高ければ車両保険を使います。
車両修理費用の総額は?
これは単純に車を修理するために必要な費用の総額を確認します。
例えば、車体の側面の前方部を擦った場合、「サイドミラーの交換費用」や、「ボディ部の塗装にかかる費用」など、車両修理にかかる費用の総額を確認します。
車両保険使用で増額する保険料の総額は?
車両保険を使って、車の修理をする場合、何年か事故等級になり、保険料割引率がガクッと落ちてしまうのが一般的です。
「えいじまんが経験したもらい事故」では、仮に保険を使うことになっていた場合は、割引率が60パーセント代から30パーセント代になり、月額が約2000円値上がりしていたことになります。
これが3年間続きますから、単純計算でも2000円×36ヶ月で、7万2千円の負担。。
実際には、もう少し細かく計算する必要がありますが、
- 無事故だった場合の保険料
- 事故扱いになった場合の保険料
1と2の差額=増額する保険料ということになります。
計算の仕方がわからなければ、保険屋さんに聞いてみてくださいね。
車両修理費用vs保険料増額分を比較
車両保険を使うかどうかの判断ポイントは、
車両修理費用>保険料増額分=車両保険で修理
保険料増額分>車両修理費用=自己負担で修理
例えば、「車両修理費用が5万円」、「車両保険を使った場合の保険料増額分が7万円」になると仮定します。この場合は、次のようになります。
車両修理費用の5万円を手だしで自己負担した方がお得になりますよね。
つまり、この場合は、「車両保険を使わずに自己負担で修理すべき」ということになります。
まとめ
車両保険を使うかどうかは、「車両修理費用の総額」と「車両保険使用で増額する保険料の総額」この2つのうち、どちらの総額が大きいか、これが判断基準となります。
「お車の車種」や「加入している車両保険の内容」によって、大きく費用の計算結果がかわってきますので、ご注意くださいね!
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また、保険(共済)をどこで契約するかお悩みの方は「全労済マイカー共済の事故対応が、評判に反して神対応だった話」も参考になると思います♪
この記事がみなさまのお役に立てれば幸いです!