今回は、Accessの最適化をバッチファイルで行う方法をご紹介します。
Accessファイルを開いて最適化するのは面倒!Accessファイルを閉じるときに自動的に最適化する方法もあるけど、Accessを閉じる度に最適化処理が走るため煩わしい!
なんてときは、バッチファイルで複数のAccessファイルを一括で最適化する方法が有効ですね。
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Access実行ファイルのフルパスを確認
まずお使いのパソコン環境で、Accessの実行ファイルがどこにあるのかを確認します。
Officeのバージョン・bit数とWindowsのbit数によってインストールフォルダが異なりますので注意が必要です。
2018年現在、Windows7からWindows10への切り替えが進み、ほぼWindows10の64bit版が利用されている状況ですが、Officeはサードパーティ製のアドインソフトとの相性の関係などが理由で32bit版が主流だと思われます。
ということで、Office32bit版のAccess実行ファイルのフルパスについて説明します。OSが32bitなのか64bitなのかによって2通りのパスがあります。
※上がOS32bit、下がOS64bitの場合のパス
32bit: C:\Program Files\Microsoft Office\Office14\MSAccess.exe
64bit: C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office14\MSAccess.exe
32bit: C:\Program Files\Microsoft Office\Office15\MSAccess.exe
64bit: C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office15\MSAccess.exe
32bit: C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\MSAccess.exe
64bit: C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\MSAccess.exe
ご自身が利用しているWindowsのbit数やOfficeのバージョンからどのパスになるのかを確認してメモしておきます。
Access最適化バッチファイルの作成
これをバッチファイルに記述します。
例えば、Office2010の32bit版を64bit版のOS(Windows)にインストールしている場合は、以下の通りに記述します。
実際にバッチファイルを作成してみました。
あとはこれを実行すればAccessの最適化処理が走ります。以下の流れで処理が行われます。
バッチファイルは手動で実行するもよし、タスクスケジューラで自動実行するもよしです。
まとめ
今回は、Accessの最適化をバッチファイルで行う方法をご紹介しました。複数のAccessファイルを一括で最適化したり、定期的に自動で最適化する場合には有効な手段ですね!
この記事が皆様のお役に立ちましたら幸いです。